日時:2000年11月25日(土)14:00 - 16:30
場所:盛岡市上田公民館第一集会室
話題1「ウイルスタンパク質生合成に関与する小胞体分子シャペロンの作用機構」
山下 哲郎(岩手大学農学部 農業生命科学科)
分子シャペロンとは、新生タンパク質の高次構造形成や細胞内輸送、
変成タンパク質の再生や分解など、細胞内におけるタンパク質の品質
管理を行っている機能分子の総称である。分泌タンパク質や膜タンパ
ク質の合成の場である小胞体には、BiP、カルネキシン、カルレティ
キュリンといった分子シャペロンが存在し、小胞体で新しく合成され
るタンパク質の品質管理を行っている。我々はウイルスのタンパク質
の生合成における小胞体分子シャペロンの働きについて研究しており、
ウイルスのタンパク質の合成・分解に小胞体分子シャペロンがどう関
与しているか紹介し、その生理的意義に付いて議論したい。