もりおか生物科学の集い 第100 回記念シンポジウム 企画書
私たちは17年前、岩手県内に複数の大学・研究施設があるにもかかわらず、当時、
研究者間の交流が殆ど見られなかった状況を踏まえ、生物・自然を共通テーマとす
る分野での専門性を越えた交流と小中高生を含む市民への話題提供の場として
「もりおか生物科学の集い」を立ち上げました。
1990 年 5 月12 日、第1 回を開催して以来、年6 回の集いを重ね、2007 年9 月
をもって、100 回となります。 本会は、幹事(現在9 名)の私的浄財により講師
の招聘を行い(交通費・宿泊費のみでお願いしました)、賛助会員(延べ82 名、
現64 名)の会費で、会場費、ポスター等の作成、通信費などを賄っている任意団
体です。 また、集い当日の会場の設定、受付、賛助会員との連絡など、岩手大学
の学生の方々(述べ26 名)のボランティアにより支えられてきました。これまで
の話題提供者は延べ166 名となりました。
この間、自然資産の宝庫である岩手県に自然史系博物館が無いことを非常に残念
に思い、その必要性を訴え(シンポジウムの開催など)、また、2000 年夏には県
知事宛に「自然史系博物館(シンクタンク)創設に関する要望書」を提出いたし
ました。
さて、このように活動してきた私達の集いが2007年9月で第100 回を迎えました。
これを節目に記念シンポジウム「命と自然を考える in Iwate」を企画いたしました。
シンポジウムは「大地」・「生き物」・「心」の3部構成です。
シンポジストには、岩手大学副学長・斉藤徳美氏、自然環境研究センター研究主
幹・千石正一氏、医師・鎌田實氏をお願いいたしました。
「命」と向き合い、地域医療を実践してきた鎌田實氏。諏訪中央病院を改革する
中で、病を背負っている人にとって「自然の癒しの力」が病に立ち向かう有効な要
素であることを強く認識し、病院という医療施設に自然を大胆に取り入れ、その効
果を実証されました。
一方で、「役に立つ立たない」を度外視した知識欲の塊のような千石正一氏。生
物・自然についての底知れない実体験に基づいた知識に加え、独特の人間性で子供
たちを魅了しています。
両者、一見、立ち位置が大きく異なると見えるのですが、お二人とも自然に対す
る向き合い方と物事にかける情念は群を抜いているのではないでしょうか。
このようなお二人に加え、岩手の自然、特にその基盤である大地・岩手山と向き
合って来られた斉藤徳美氏を加えて、時に人間に対して牙を剥く「自然」も含めて、
岩手という地域の持つ自然資産の真価を理解し、人間性豊かな、そして本質的な心
からの安らぎと幸福が得られる地域社会の実現について考えてみたいと企画しまし
た。
テーマ:「命と自然を考える in Iwate」
日時:2007 年9 月8 日(土):12:00開場、12:30開始
会場:姫神ホール(渋民文化会館)
住所:盛岡市玉山区渋民字鶴塚55〔啄木記念館前バス停下車徒歩1分〕
電話:019-683-3526
http://www.city.morioka.iwate.jp/14kyoiku/shibutami/hall/index.html
プログラム:
【基調講演】
1)岩手の大地に生きる−活火山、岩手山との共生: 斉藤 徳美 (岩手大学副学長・地域防災工学)
2)いきもののつながり: 千石 正一 (自然環境研究センター研究主幹)
3)病とこころと自然: 鎌田 實 (医師・諏訪中央病院・作家)
【シンポジウム】
総合討論
総合司会:遠山稿二郎 (もりおか生物科学の集い代表幹事・岩手医科大学)