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今日、脳血管疾患等においては、発症後できるだけ早期に、
場合においては発症当日からリハビリテーションを開始す
るのは、もはや常識となっています。その方が回復が早く、
さまざまな合併症や廃用症候群の発生が明らかに少ないか
らです。
しかしながら早期にリハビリテーションを始めても一カ月
や二カ月では、どうにも良くならないケースも多数存在す
ることも事実です。
その一方で急性期医療を担当する病院には、次々と入院
してきます。結果的に病院は、多くの問題をかかえこんだ
ままの段階で退院(追い出す?)させざるを得ない状況に
追い込まれます。ところが、我国には、欧米諸国と比べて
この段階で治療する回復期リハビリテーション専門病院が
圧倒的に少ない状況です。又あっても常に満床、あるいは
遠距離の為、入院を諦めざる得ない事が多くその為寝たき
り状態で自宅にもどるか、老人専門病院のベットを長期に
ふさぐ事になります。
回復期リハビリ専門病院では、一人一人に適合した多彩
な診療を提供し、自宅生活、地域社会への復帰を促してい
ます。
介護保険制度の中でいうならば介護認定度を下げること
になります。その後各自治体に責任がある在宅ケア、地域
ケア、すなわち維持木リハでしっかりとささえていけば、
再び寝たきりになることは、大幅に少なくすることができ
るはずです。
急性期、回復期、維持木期リハの三つの分野をバランス
よく整備し、連携していくことが、これから高齢社会に絶
対必要であり、本人や家族の幸せの為はもちろん、増え続
ける国の医療費の削減にも結果的につながるのです。
この宮古広域圏をこのことを証明するモデル地域にした
いものです。
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