不整脈について院長 熊谷利信

健診などで心電図をとった時、よく不整脈が認められましたので検
査を受けて下さい」などと言われた方も多いかと思います。
一口に不整脈と言いましても、勿論様々な種類があるのですが、よ
く耳にするのが、期外収縮ではないかと思います。

期外収縮とは、簡単に説明しますと、ある一定のリズムで心臓が
拍動していた時に次に予定されていた拍動の時間より早く心臓が収
縮することなのですが上室性(大雑把に言って心房性)と心室性の
期外収縮に分けられます。

勿論、期外収縮が出たからと言って、すべて治療が必要というわ
けではありませんので、きちんと診察を受けて、心臓に重大な異常
がないのかどうかとか、一日のうちどれだけ出ているのとか、どの
ように出ているのか(散発的なのか連続して出ているのか)などを
調べていただくようにして下さい。

 また、心房細動という不整脈も結構多いかと思いますが、これは
もう絶対的に心臓の拍動が不規則な不整脈です(発作性にこの不整
脈になる場合もあります)。
この不整脈は最近では非弁膜症性のものが大部分なのですが、な
かには弁膜症によるものや、あるいは甲状腺機能亢進症が基礎にあ
る場合もありますので、やはりきちんと診察を受け、そして、必要
な治療を受けて下さい。

 その他に、発作性頻拍症も多いと思いますが、これは健診ではな
く、心悸亢進などを訴えて受診し、検査の結果診断されることが多
いと思います。これも必要な治療を受けて下さい。
 逆に、極端に心拍数が遅くなる不整脈もありますが、なかには人
工ペースメーカーという機械が必要になる場合もありますので、き
ちんと診察を受けて下さい。

健診以外でも、時々脈がとぶ、急に心臓がドカドカする、胸が痛
くなる、胸が苦しくなるなど症状がある場合には不整脈の可能性が
ありますので、一度かかりつけの先生に相談してみてはいかがでし
ょうか。