レーシングコントローラ(DC)



部屋を整理していたら、ドリームキャスト(以下:DC)が出てきました。(なんちゅー部屋だ!(^^ゞ)

プレイするのはレゲー(レースゲーム)のみ!  
  このDC、『セガラリー2』がやりたい!」という、安直な思いで昨年1月に購入したのでした。

発売当初、セガ湯川専務熱演のCMなどで一躍脚光を浴びました。

その後、プレイステーション(以下:PS)の勢いに押され気味で、発売から半年あまりで早々に値下げもされ、更に「キティーバージョン」など、セガは販売のてこ入れに必死です。
ビジュアルメモリーは付いてきません。念のため
  本体購入の時、この「ステアリングコントローラー」をソフトと合わせ3点セットで購入し、PSと一味違う奇麗な画面とドリフトに感動してプレイしてました。

(正式名称は「レーシングコントローラ」です。)

その後、「やりたい」 というそそられるソフトもなく(危ない表現だ...。(笑))、このDC 「セガラリー2」専用機になっていました。

  セガは、アーケードではいい作品を多数出していますが、家庭用でも頑張って欲しいですね。
怪しい?拡張端子
  さて、このコントローラー、フットペダル(足踏みのアクセル・ブレーキ)がありません。

本体後ろには、それらしい端子がありますが、取扱説明書には「拡張端子」としか書かれていませんでした。

「う〜む、怪しい...。」と思っていましたが、フットペダル用と考えるのが普通です。

この 拡張端子 につながるフットペダルの発売を首を長くして待っているのですが、会社の方針が変わったためか発売予定さえありません。



  今年に入り PS「GT2」に影響されてか、「SEGA GT」が発売されました。(名前がストレートすぎますね。)
会社の後輩からソフトを借りてプレイしてみると、奇麗な画面で結構いけます。

  良いソフトだけに、やり込んで行くと違和感が出てきます。
このコーナーで何度も書いていますが、車のゲームにはやはり、ハンドルとフットペダルがなきゃいけません。

「無い物は、作ってしまえ〜!」 と思い立ち、今回の改造になりました。

出生不明のフットペダル  
  これが、今回改造してつなぐフットペダルです。

これは、リサイクル店でジャンク品の山積みの中から、500円で保護してきた物です。
正面には「Mad Catz」のステッカーが貼られていて何用なのか、詳細不明です。

  元々これは、PSのコントローラーに付けることを考え、押し入れで眠っていました。
PSは正式な?コントローラーを購入したので、今回、改造の魔の手が遂に...。(^^ゞ
(押し入れの中には、こんな怪しい物がまだあるようです。← 本人もすべて分かっていない。(おぃおぃ))

  それでは、いつもの通り分解開始です。


=注意!以下の事で コントローラー、DCが壊れても責任は負えません。=


分解写真@
  これが、コントローラーの底版を外したところです。

ビジュアルメモリーが接続される個所以外は、簡単な作りです。このコントローラーのハンドルの制御は、自転車用の丸ゴムバンドのようです。(^^ゞ
 
各部にコストダウンの苦労のあとが見られます。(配線の質、金型のバリなど)

早速、フットペダル接続と行きたいところですが、プレイしていて気になったステアリング舵角の遊び調整を行います。

(せっかく、ここまで分解するのですから...。)

分解写真A  
  ステアリングの舵角を拾うボリューム部分のアップです。
(100KΩの可変抵抗が使われています。)

中央から伸びているコードは、ステアリング(ハンドル)部のスイッチ用の配線です。

ステアリングの中立制御として使われているゴムバンドの様子が分かります。
(ゴムがへたった場合の交換、強さの調整は簡単な構造です。)
 

分解写真B このプレートが問題。 構造図@ う〜ん 幼稚な絵だ!
 
  分解して、やっとガタの原因が判明しました。
ハンドルの動きが直接、ボリュームに伝わっているのではなく、右の写真中央の指で持っているプレートが、ステアリングボス(支柱)にはまって、そのプレート中央にボリュームがつながる構造です。

  図解すると、右上のようになります。
 
Bの個所は、ボリュームの支柱がDカットされていますが、サイズがぴったりでガタはありません。
Aの部分は8角形になっていて、プレートサイズが少々小さく、ここがガタの元でした。
生産ラインのことを考えれば工夫がされていますが、この構造上、仕方がない部分でもあります。

分解写真C   解決法としては、Bの個所のガタをなくせばいいことになります。
 
こういうときに役に立つのが、融着テープ(写真中、緑のリール)です。
本来このテープは、水道管などの水漏れを防ぐもので、少し圧力をかけると簡単に変形してくっつき安定します。
 
ここの部分には、普通のビニールテープなどでもかまいませんが、厚みが意外とあり変形もしにくく、調整は少々面倒かもしれません。
 
  Bの接合部に2回ほど巻き付けて元通りに組み立てて確認しますが、ガタはなくなりひと安心です。
 
拡張端子PCBアップ
いよいよ、フットペダル接続のための調査に入ります。

  ここが、拡張端子の部分です。
PCB基盤にコネクターの配線の番号が振られています。(1〜5)

調べてみると、1→+5V 2→Control@ 3→ControlA 4→+5V 5→GND のようです。
コントロールの考え方  
左の図は、模式図です。
正確な記述ではありません。(電気系の方ご容赦下さい。)
今までの私の分解歴から考えると、アナログのコントローラーでは、左の図のように可変抵抗が使われている場合が多いようです。
(電圧感知でのコントロールです。GNDは、省略も可能です。安定性は保証できませんが...。)

 
  この端子に、いろいろ接続してみたのですが、ソフトでアクセル・ブレーキの認識ができません。

ハンドル部のアクセル・ブレーキとパラレル接続ではなく、ポートとして拡張する端子なので、ソフト側で対応しないと無理のようです。

ハンドル分解アップ
  これでは、分解した意味がないので、別の方法を考えます。

よくよく考えると本来、ハンドル裏にアナログ入力が2系統(アクセル・ブレーキ)あるので、その代わりにフットペダルを接続すればいいのです。
(ハンドル部のアクセル・ブレーキが使えなくなりますが、今回、割り切って考えます。

  左写真中、左側の PCB上部側にコネクターで接続されています。
ここを外してフットペダルを接続することにします。
 
  ハンドルから本体下部の基盤に9本の配線が伸びて、基盤のコネクターの配線の番号が振られています。
調べると、1→GND 2→+ 3→スタート 4→− 5→A 6→B 7→+5V 8→アクセル 9→ブレーキ です。

  フットスイッチ付属コードのコネクターは、S-Video と同じでした。拡張端子は種類は似ていますが、ピン数が多いだけでこのコネクターがつながります。せっかくなので、元々あった拡張端子を利用することにします。

配線を引き直してもいいのですが、拡張端子 1→+5V 5→GND をそのまま使い、2,4 を切断して、ハンドル基盤の 8,9 に接続すればスマートにできそうです。

フットスイッチ実配線写真  
  実際の配線ですが、そのままではフットスイッチの配線が違うので、分解して配線のやり直しを行います。

テスターで確認しながら、コネクターの信号を間違わないように結線します。

  フットスイッチは、ペダルから ギアを介して ボリュームを動かす仕組みで、ギアに巻き込まないように配線を固定して出来上がりです。

最後に、ソフト側で正しく動作することを確認して元通りに組み立てます。


完成して一安心
  これが、完成の写真です。

純正のコントローラーとマッチしていると思いませんか?

(完全に自己満足の世界ですね。(笑))

  早速、ゲームをプレイしますが、フットペダルは車のゲームには最高です。

最高というより、自然に楽しめます。
ハンドル握りつつ、指でアクセル・ブレーキは無理があるとつくづく思いました。



  セガでも、拡張端子を利用したフットペダルを発売すれば、レゲー(レースゲーム)ユーザーが飛びつくでしょう。
(少なくとも、私はその1人です。(^^ゞ)

今回の改造は、ハンドルのガタは別ですが、配線も簡単なので「フットペダル」さえ入手できれば、おすすめです。

  あとは、サイドブレーキをつければ完璧ですね。(笑)


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