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いわて遺跡めぐり


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 大日向U遺跡は東が雪谷川、西が郷坂川に挟まれた丘陵から南東方向に張り出した斜面に立地しています。
 竪穴住居跡約350棟、住居跡以外の遺構が約千基見つかり、出土した遺物量は土器を中心に20トンを超えるという県内屈指の縄文遺跡です。
 特筆されるのは約3500年前の縄文後期後半の集落の跡です。竪穴住居跡群と墓壙群、墓壙を囲む掘立柱建物群が配置されています。耳と腰にヒスイの玉飾りを着けた人骨も見つかっています。
   

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縄文前期の大形住居跡  
ヒスイの玉飾りをつけた人骨



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 大向上平遺跡はJR東北新幹線二戸駅から約5.3q、東流する安比川の右岸に形成された河岸段丘上に立地しています。
 平安時代の竪穴住居跡10棟が見つかっており、集落があったと思われます。
 その他には縄文時代後期初頭の埋設土器2基が出土しており、そのうちの1基からは硬玉製大珠2点とアマオブネガイを加工した貝玉が70点以上見つかっています。埋設土器は一般的には胎児や幼児の骨を埋葬したものとされており、これらの遺物も死者とともに埋葬されたものと推測されます。
   

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調査区北側近景(東から)  
硬玉製大珠と貝玉

 



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 上里遺跡はJR東北新幹線二戸駅の南側に位置し、洪積世低位段丘に立地する遺跡で、縄文時代・平安時代・中世の遺構・遺物が出土しています。
 縄文中期の円筒式土器を主体とした集落跡は、7棟の竪穴住居跡が馬蹄形状に分布しています。
 この遺跡で注目されるのは、7体の人骨が埋葬された土坑です。土坑は口径1.3m、底径1.8m、深さ2.5mで、深さ2.1mの同一面から人骨が出土しています。鑑定の結果、7体は夫婦と子供4体の6体と夫の妹1体と判明し、当時の家族構成を考察する重要な資料となっています。
   

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遺物出土状況  
人骨が埋葬された土坑

 



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 馬立U遺跡は安比川支流の段丘上に立地する縄文中期から晩期の集落跡です。
 竪穴住居跡19棟、土坑24基などが見つかっています。
 遺物の中でもっとも注目されるのはフラスコ状土坑の底から発見された狩猟文土器です。朱塗りされた壺の口縁部から体部までの破片ですが、動物、弓矢、陥し穴、木と推定されるレリーフ状の文様が施されています。
   

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配石遺構(東から)  
狩猟文土器

※このページの地図は電子国土Webシステムで作成しております。
 

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