味も千差万別
御膳に季節の香りを添えて
彩り豊かな餅料理


  1.ずんだ餅
ゆでた枝豆をすり鉢に入れてすりつぶし、塩、醤油少々と砂糖で味をととのえる。若草色で涼しげな緑色の衣に水切り餅を入れていく。いたみやすいので、1回に食べる分だけ作る。夏から秋にかけての楽しみだ。

  2.豆腐餅
県南地方で豆腐料理が豊富で、豆腐餅もその一つ。豆腐を布に包み、水気を絞ってからすり鉢でよくすり、塩、少しの醤油、砂糖で味をととのえて衣にする。多忙なときやくるみがない時は豆腐餅を作るところも多い。また、夏はずんだ餅、冬は豆腐餅としているところもある。 。

  3.わさび餅
清流の多い花泉町はわさびの産地である。根わさびをすり鉢ですって、餅にからめる。わさびのツーンとした香りと辛みが餅とほどよくマッチした独特の味だ。


4月
8日 花祭り。よもぎ餅や小豆餅を作り、あま茶を煎じる。
5月
2日 八十八夜。よもぎの若い葉を摘んでよもぎ餅をつく。小豆ごはんを供え、豊作を祈る。
4日 菖蒲湯。菖蒲とよもぎを軒に差し、悪魔よけにする。菖蒲を風呂に入れたり、頭に鉢巻きをして入り、健康を願う。よもぎ餅をついて家族で食べる。
5日 端午の節句。男の子の節句で、元気よく成長することを願う。ごちそうは餅で、草餅、白餅、小豆餅、ごま餅、豆腐餅など種類も多い。
18日 お十八夜。正月の十八夜と同じく精進とし、餅を上げる。
下旬 「早生田植え」と言って、田植えの初日に小豆ごはんを炊いて田の神を拝んだ。
6月
1日 むげの朔。昆虫などの生き物が活発に動き始める日で、農家は仕事を休み、ごちそうに餅をついて大根おろしで食べた。硬い餅を食べて歯の健康を願う意味から、旧正月についた餅を吊るしておいてこの日に食べる「歯がため餅」もあった。
15日 お天王様(牛頭天王)。農作物の神様を祭る。手打ちうどん、葉焼き、焼き餅を食べる。夏きゅうりも供えた。



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