わしのためにも餅パワー!土産土法が生み出した優れたバランス食。


  その土地で採れる季節の材料に大豆や小豆、ごまなどの保存食を組み合わせた餅料理は、栄養学的にもバランスが取れたものです。
 餅の主成分は糖質で、体内でエネルギー源となることから、この地方では「餅を食べて熱い風呂に入って寝る」のが一番の休養だと伝えられてきました。


 餅はそれ自体が保存の効く食べ物ですが、より長期間の保存のためにいろいろな工夫が考えられてきました。
正月や寒中についた餅を水に浸しておく方法で、水がたっぷり入った状態にしておくとカビも生えないし、餅のデンプンもあまり変化せずおいしさが保てる。
ついた餅をのし餅かナマコ型にして薄く切り、広げて陰干しするか、あるいは縄で編んで吊り下げて一週間ほど干す。寒に干すとよく乾くため寒中につくるのが普通である。あられは餅をさいの目に切ったもので、炒めるか揚げるかして砂糖醤油を絡ませて食べることが多い。
寒冷地での寒気を利用して自然凍結させた餅である。 一年で最も寒さが厳しい時に大量の餅をつき、切り餅にして一連が10個ほどの餅をわらで編む。その餅を水に漬けて 軒先や戸外で寒風にさらし十分に凍らせた後、乾燥させるもの。一ヶ月くらいでできた凍み餅は、さくさくとした歯ごたえで噛むと甘さがあり、夏頃までは保存が効く。